会長あいさつ
國良旅運社は1972年(民国62年)に私の父親によって設立されました。
父は若い頃日本の早稲田大学へ留学をし、日本の文化や歴史をとても深く理解しています。
早稲田大学を卒業後、台湾へ帰国した父は、台湾の美しさや素晴らしいところを日本の知り合いにも伝えたいとの気持ちで、國良旅運社を立ち上げました。
台湾にて基礎教育を修了した後、父は私に建築の勉強をさせるためにアメリカへ送りました。22年間アメリカに住んだ後、私は台湾へ戻り、自身の建築事務所を設立しました。
その一方で、父の下で旅行会社についても学ぶうちに、観光業が好きになりました。
どんなに高い高層ビルでも地面からゼロから立ちます。建築も観光も同じです。幸いにも弊社の素晴らしい専門スタッフ達に恵まれ、父から引き継いだ旅行社の様々な困難をサポートし一緒に乗り越えて来ました。
父親の信念を継承し、「質の良い旅行」を守り、すべてのお客様を私自身の友人のように思い、すべてのお客様が最高の経験と美しい思い出を持ち帰り、再び弊社との旅行を楽しみにしてもらえるよう努めます。
社長あいさつ
私はごく一般的な家庭で旅行業とはまったく縁がない環境で育ちました。
しかし、父が「行萬里路勝過讀萬卷書(万里の道は万巻の書に勝る)」との教育方針であちこち旅行に連れて行ってくれたので、小さい頃から世界中を旅したいという夢を抱いていました。
高校・大学では観光関連の学科に進みました。理論だけではなく実務も経験したかったので、アルバイトも観光関連の仕事を探しました。
知り合いから免税店の仕事を紹介してもらい8年間経験を積んだ後、努力が認められて当社に幹部として入社、旅行業で働くという長年の夢をかなうことができました。
日本全国はもちろん世界各国からのお客様をご案内し、人と人とのコミュニケーションを大切にしてきた20年以上の経験が当社会長・廖に認められ、会社の株主となり、代表取締役専務を経て今年(2024年)代表取締役社長になりました。
会社の代表となってからは、口蹄疫、1999年の台湾中部大地震、コロナによる国境封鎖、そして2024年の花蓮大地震など、台湾の旅行業にとって大きな打撃が続きましたが、常にピンチはチャンスの精神で新しいことにチャレンジしてきました。
その例として、今まで日本人のお客様のインバウンド対応がメインの業務だったのを、コロナの期間には台湾地元のお客様の台湾国内旅行や海外旅行の手配も開始、さらにレジャーファーム協会の顧問に就任して農業体験の商品を開発、お客様に多くのアクティビティをご提案できるようにしました。
コロナでお客様の少ない時期を利用して、台湾の有名なYou Tuber 黃小玫(SANDY HXM)と協力して、レジャー農場を紹介するミュージックビデオを作成、2022年の日本国際観光映像祭にてアジア部門の銀賞を獲得しました。
このように、ピンチになっても常に乗り越える努力をしております。
今年(2024年)の初めには、60年の歴史ある台友旅行社の社長になりました。同業の大先輩から声をかけてもらった時は、この大役が務まるか不安でしたが、アフターコロナの再出発として良いきっかけになると思い、勇気を出して引き受けることにしました。
老舗の看板を今まで以上に輝かせるため、全スタッフの先頭に立ち、より一層前進するよう努力していきます。